信用情報機関とは

審査の際消費者金融や銀行が取り寄せる信用情報。
その信用情報が集められる機関こそ、信用情報機関です。
信用情報機関には過去のキャッシング履歴が蓄積されており、この情報を消費者金融が取り寄せることで信用情報が審査結果に大きな影響を与えます。→信用情報とはどんなもの?
信用情報機関と消費者金融など金融会社との関係とは。またどんな情報がこの機関に集められ、どれだけの期間残ってしまうのか。説明します。

書類を持ってるビジネスマン


  • 信用情報機関について
  • そこに集まる情報と期間
  • 消費者金融や銀行が知りたいのは返済能力
  • ブラックリストとは

目次

信用情報機関について

信用情報機関にはいくつかの種類があります。
それぞれの機関で少し違った特徴を持っています。

シー・アイ・シー

CICは主にクレジットカード会社が主に登録している信用情報機関です。
クレジットカードの契約内容、契約時期など、がここに集められ、ほとんどのクレジットカード会社がこの機関に登録して、ここから情報を得ています。

日本信用情報機構(JICC)

消費者金融の審査で必要になる情報が集まるのはここです。
全消費者金融のうち80%が名を連ねるこの日本信用情報機構に集められた信用情報が元になり審査で大きなウエイトを占める信用情報が参照されるのです。

全国銀行個人信用情報センター

全国銀行個人信用情報センターには主に銀行と銀行関連の会社が名を連ねている信用情報機関。
銀行が行う審査はこの機関の情報を元に審査が行われると思って良いです。


そこに集まる情報とその情報が記録される期間

キャッシングやクレジットカードに申し込みを行うだけで、申し込んだ情報が信用情報機関に記録されます。
申込先や申込日、どんなローンやクレジットカードに申し込んだのか。まず申し込んだ時点で情報が6ヶ月間残ってしまうということを把握してください。
申し込み後契約したとしたら。契約日、契約した商品の内容。そして利用限度額といった詳しいローン内容も記録されてしまいます。
そしてこの記録は、ローンを解約した後も5年間残ってしまいます。
問題は返済時点方5年ではなくローン解約から5年間ということです。返済が済んでもまだ安心するのは早いのです。
借入れたお金を返済した記録。これも残ります。どれくらい返済が進んでいるのか。
返済が遅れた遅延の情報も残ります。この返済遅延の情報が審査において重要な情報。一日二日の返済遅延ならそれが信用情報機関に残ることはありませんが、2ヶ月以上の返済遅延となると、返済遅延の情報は事故と扱われ信用情報機関に残ってしまいます。

債務整理記録も残る

重要なのは債務整理の記録。
任意整理や個人再生、自己破産などの債務整理を行った記録。これもしっかり残ってしまい、債務整理の手続きによって異なる期間信用情報機関に審査で不利な情報が残ってしまいます。
自己破産なら最長10年間残るこの記録。この期間にはキャッシングだけでなくクレジットカードの審査に申し込んだとしても審査に通るのが難しくなること。
これをあらかじめ理解しておいてください。


消費者金融や銀行が知りたいのは返済能力

消費者金融や銀行がお金を貸す前に知りたいのは、その人が持っている返済能力。
どれくらい収入を得ているのか。多くの収入を得ていれば単純に支払い能力が高いということですから、返済能力が高いという判断を下されます。
反対にたくさんのローン商品に同時に申し込んでいたり、過去のキャッシングでの返済で遅れていたとしたら、返済能力に疑問を持たれてしまうのも仕方のないことです。


ブラックリストとは

ブラックリストに名前が載ってしまうというのは、これら信用情報機関に残る信用情報に傷がついてしまう状態のこと。
審査においてそれらの情報は大きく不利です。大手消費者金融や銀行の審査はまず通らないと思ってよいです。
または審査基準がしっかりと定まったクレジットカードを作る前の審査。これにも不利です。
もしブラックリストに載った状態になったら一定期間は審査に通らないことを覚悟しておく必要があります。