借金といえばドラマや映画などフィクションによってイメージが刷り込まれています。
そういった借金に関する物語の多くは、お金を借りるとその借りたお金の返済が遅れてしまうことによって、貸金業者がその返済を迫る取り立てに来ると相場が決まっています。
現実でもこういった取り立てはあり得るのでしょうか。→借入れたお金を踏み倒すことはできるのか
答えから言ってしまうと、いくら返済が遅れてしまったとしてもその返済を迫るために消費者金融の人間が返済を迫る取り立てに来るということはあり得ません。
そういったお金を貸した側とキャッシング利用者が直接コンタクトするのは、法律で禁止されているからです。
- 取り立ては法律で禁止されている
- 返済が遅れそうなら消費者金融へ連絡を
- 返済が遅れると遅延障害金を払うことに
- 返済が難しいなら債務整理
目次
取り立ては法律で禁止されている
借入れたお金を取り立てるのは、単純に法律で禁じられています。
よほどの理由がないかぎり朝の9時から夜の8時といった、普通の人が主に活動している時間帯に電話をかけたりFAXを送りつける好意は違法です。
もちろん自宅へ直接押しかけるのも禁止。
その他債務者の職場への連絡も禁止です。債務者がお金を借りていることを知られてはいけないという法律もありますから、消費者金融などからの電話連絡でも消費者金融の名前が知られてしまうこともありません。
もちろん返済が無理だと判断して債務者以外の者に返済を迫ることもできません。
返済が遅れそうなら消費者金融へ連絡を
消費者金融のカードローンなどで借入れたお金の返済がもし間に合いそうにないなら、その旨を借りている消費者金融や銀行に連絡してください。
多少の返済遅延は待ってくれるはずです。
もし返済が遅れてしまうと、それによって遅延障害金を求められることもあるでしょうし、あまりにも長い遅延や頻繁な返済遅延は信用情報に傷がついてしまうきっかけとなってしまいます。
大切なのはお金を返す意志があるのだということを表明することです。
返済が遅れると遅延障害金を払うことに
返済が遅れると、通常の金利とは別に遅延金利の設定により日割りで遅延障害金を支払うことになります。
この遅延金利の設定は多くの場合法律いっぱいの20.0%であることが多く返済が遅れるほど、多くの遅延障害金を支払うことになります。
無理して他社からの借入を返済にあてるなどの自転車操業を行うべきではありませんが、余裕があるときに繰り上げ返済を行うなどしてなるべく早い時期の返済完結を心がけておくべきです。
今どうして借入れたお金の返済が遅れているのか。どうして返済の負担が重いのかをよく考えてみることが大切です。
複数のキャッシングに苦しんでいるならおまとめローン、借り換えローンを利用するなどして返済の助けにしてください。
返済が難しいなら債務整理
もしも返済が苦しくなっているなら、返済を助けるサービスを利用するべきです。
返済のためのキャッシング借り換えローンやおまとめローンを利用すれば、デメリットもなく返済完結により近づくことができますし、返済額により直接的なアプローチができるのが債務整理です。
任意整理や個人再生を、弁護士や司法書士などの助けを得ながら行うことでかなり返済の負担が軽くなりますし、借金で苦しむ人の最終手段が自己破産です。
自己破産を行うと多くの資産を失うことになってしまいますが、今後キャッシングの返済のことで悩むことは一切無くなります。
返済に困ったときの最終手段として頭に入れておくべきです。
返済に躓いてしまったとしたらただただその事実を受け入れて眺めているだけではいけません。
いかに早く借入れたお金と発生した利息を支払い切ることができるか。それを考えるべきです。