アコムやプロミス等を代表する消費者金融や、銀行系のカードローンは基本的に無担保、保証人なしでお金を借り入れすることができます。
その代わりに貸出業者は厳しく審査を行い、返済能力を確認したり、過去の借り入れ履歴を確認したり、リスクを軽減できるシステムを導入しています。
一般的な住宅ローン等は、無担保ではありません。しっかりと担保と保証人をつけてお金をキャッシングする。これが一般的なお金の借り入れ方法でした。
万が一借金を返済できない場合は、担保に入れていた財産や土地を没収され、また保証人にも取り立てが行くという流れとなります。
しかし現在はIT化が進み、情報化社会となりました。
お金を貸し出す前に年齢や年収、職業や職種、雇用形態などを入力してもらい、その人にお金を貸しても大丈夫か?と言うリスクのチェックを行います。
また過去に金融事故起こしていて、返済金を延滞していた履歴がある場合は、金融業界で共有するデータに必ず履歴が残っているため、審査の時点で必ず明らかになります。
- 総量規制による貸付上限の設定
- 少額のキャッシングでも回収する方
- 銀行系カードローンの場合
- 消費者金融における保証会社
- 審査を即日終わらせる事が可能
目次
総量規制による貸付上限の設定
2010年から施行されている総量規制法により消費者金融を代表とするノンバンク系の貸し出し業者は、債務者に対して年収の3分の1以上のお金を貸し出しが規制されました。
それ以前はこの規制がなかったため、債務者はどんどんお金を借り入れし、返せない人は債務整理に追い込まれて行きました。
こういった利用者が増えすぎたため、国が介入して総量規制法が施行されたのです。
少額のキャッシングでも回収する方法
現在はカードローンを利用してこまめな借り入れや返済を繰り返す方が増えました。まとまったお金を貸し出す際は保証人等を必要とする場合がありますが、少額の取引に関して担保や保証人を立てていたら時間がかかり過ぎて利用者が離れていき、回収できなくなってしまいます。
つまりカードローンはいかに気軽に申し込みできるか。という勝負となります。
ですので、無担保・保証人なしでも貸し出し可能としている訳です。
カードローンの場合、担保や保証人を用意している時間があったら貸し出して利息や手数料でカバーする、これが現代の消費者金融のやり方とも言えます。
少額であれば、金利も最高金利(約18%)が適応されます。
また、借り入れしている返済時間も長引かせることが出来る為、その分多く利息を受け取ることが出来るのです。
銀行系カードローンの場合
現在銀行系のカードローンも保証人なしの無担保でお金を貸し出ししています。銀行系カードローンの場合専業主婦にお金を貸し出しする際に限り保証人を立てる必要が発生しますが、少額の借り入れの際は保証人も担保も必要ありません。
さらに、収入証明書類も不必要の場合もあります。
もちろんその際カードローン審査は厳しく、そのため審査に時間を要しますが、可決すれば低金利でお得なカードローンを利用することができます。
消費者金融における保証会社
保証会社と聞いてもピンとこない方が多いと思います。
一昔前まで消費者金融は独自で運営をしていましたが、2010年に貸金業法が改正され総量規制法等の施行により、過払い金の返済や貸付における上限の設定が行われ、超大手の消費者金融でも運営が危ぶまれました。
そういった時にメガバンクなど銀行系の傘下に着いた消費者金融がいくつかあります。
アコムは三菱東京UFJフィナンシャルグループの一員に、プロミスはSMBCグループの一員となり、経営を安定させました。
つまりアコムにおける保証会社は三菱東京UFJフィナンシャルグループとなるわけです。
こういった大きな保証会社をつけることにより、経営のノウハウや債務整理等の保証や資金繰りをよりスムーズに行うことができ、経営リスクを軽減することが可能となったわけです。
カードローンを利用してお金を借り入れし、返済できなくなったから債務整理をして借金を片付けられてしまった。
そんな時にお金を支払うのは保証会社です。債務者には保証会社から借金を肩代わりしました。と言う通知書が送られてくるわけです。
これはあまり知られていない、金融業の裏側の事実です。
審査を即日終わらせる事が可能
このように、母体に大きな銀行系の保証会社がついたことにより、より大胆なキャッシングやカードローンを扱うことが出来るようになりました。
とにかく簡単にお金を借り入れできる。これを目指したのは今現在のカードローンです。
無担保、保証人不要、収入証明書類不要かつ審査はスピーディー
に、というように。
2015年の10月から施行されたマイナンバー制度により、今後12桁の個人番号を入力するだけでカードローンを利用出来る。と言う時代がすぐそこまで迫っている可能性もあります。