キャッシングの審査と信用情報の関係

キャッシングやカードローンに申し込みする際、審査は必ず行われます。審査が行われる理由とは、申し込みをした人の「信用情報」を得るためです。信用情報をしっかりと得た上で、その申し込みした人に本当にお金を貸しても大丈夫かということを確認します。
審査の内容については氏名、年齢、住所、職業、職種、雇用形態、住居について。その入力したデータを下に審査を行います。
これで申請者の何がわかるのか?と一般人は思うかもしれませんが、正社員として働いているイコール安定した収入がある、住居形態は持ち家に住んでいる=家を置いて簡単には逃げられないなどという事が分かります。
これらは全て信用情報となり、一度申し込みをすると金融業界で共有している信用情報として登録されます。

パソコンで信用情報を確認する男性


  • 審査以前の問題でカードローンを利用できない方
  • 信用情報機関について
  • キャッシング不能のブラックリスト入り
  • ずっとブラックリストに載ったままなのか

目次

審査以前の問題でカードローンを利用できない方

審査は、独自の基準で行われます。
ノンバンク系の消費者金融などは、カードローンの対象者をあらかじめ「20歳以上70歳未満の安定した収入を得ている方」と限定しています。
未成年の場合、または70歳以上の高齢の方は審査を受けるまでもなくはじかれてしまいます。
未成年の場合は借金を取り消すことができますし、70歳以上の高齢者ですと安定した職についていなかったり、急に死亡してしまったりということが考えられるので、この年齢制限を設けています。
また、ノンバンク系の金融商品は総量規制の対象となるため、収入がない学生や専業主婦の方は借り入れを行えません。
心配な方は申し込む前に「1秒審査」や「3秒診断」などで審査の前の軽い審査を受けることができます。
また、収入に関して言うと、消費者金融やクレジット会社などのノンバンク系ではなく銀行系のカードローンをお勧めします。
銀行系のカードローンでしたら働いていない専業主婦の方でもお金を借り入れすることが可能です。


信用情報機関について

個人の信用情報は「信用情報機関」によって管理されています。この信用情報機関は日本において3社あります。

CIC(シー・アイ・シー)

こちらはクレジット会社の共同出資により成り立っている会社です。主にクレジット会社に登録している顧客のデータ管理を行っています。
CICにはほぼ全てのクレジット会社が加入しているといっても過言ではありません。

日本信用情報機構(JICC)

こちらは主に消費者金融系のクレジット会社が加入している情報機関となります。アコムやプロミスといった大手消費者金融での申し込み個人情報や取引データを全てこちらで管理しています。

全国銀行個人信用情報センター(全銀協)

こちらは銀行系カードローンを扱っている会社が加盟しています。メガバンクや都市銀行、ネットバンクを含めた全ての銀行系カードローンの情報を扱っています。

これら3社の個人情報機関によって過去のお金のやり取り、個人情報等がすべて記録され、管理されています。
どんなに小さな延滞でも必ずこちらに記録されて残ります。
お金を借り入れる際は、期限を絶対に守り計画的な借り入れを行うことが重要です。


キャッシング不能のブラックリスト入り

いわゆるブラックリストに載ってしまう人は、どのような人を指すのでしょう。
ブラックリストに載ると、お金に困っても新規申し込みをして金融機関からお金を借りることができなくなってしまいます。
ブラックリストに載る方の特徴としては、過去に金融系のトラブルを起こしている方。自己破産等をして債務整理を経験されている方。
また、借入金の返済に延滞履歴が目立つ方などです。
特に自己破産や個人再生を行って、借金を整理している方については、しばらくの間お金を借り入れできない…と理解して良いでしょう。
こうした債務整理などを一度でも経験してしまうと、金融会社の信用はほぼゼロになり、新規の契約ができない状態となります。またその情報は全クレジット会社にて共有されているものなので、どの会社を当たっても結果は同じ。
何度審査を受けても落ちてしまうため気をつけましょう。
また債務整理を行っていない方も、審査に落ちた場合は、同格のクレジット会社の審査を受けても落ちる可能性が高くなります。
例えば、アコムの審査に落ちたからプロミスの審査を受けてみても結果は同じということ。
審査に落ちた場合は、ワンランク下の金融会社に申し込んでみましょう。


ずっとブラックリストに載ったままなのか

返済の延滞や、債務整理の記録データは履歴として情報機関にどれくらい管理されるのかというと、これは、ほぼ永遠に保存されます。
個人の信用情報や取引データは非常に重要なもの。クレジット会社にとってはなくてはならないものです。
しかし、審査に不利な情報は最後の取引から5年以上または10年以上時間が経っている場合は新たに契約を結びお金を借り入れできることもあります。
延滞履歴がある方は、時間を開けてから新たな申し込みを行いましょう。