申込みブラックでも借りられる消費者金融とは?

お金を借りたいけれど、ブラックだから借りられない。そんな話を耳にしたことがある、という方も多いでしょう。
しかし、どういった状態をブラックと呼ぶのかがわからない、という方も少なくないようです。

そして、ブラックになってしまうともう絶対に金融機関からお金を借りることはできないのでしょうか?
ここでは金融機関におけるブラックについて具体的に考えてみたいと思います。

悩む人々


目次

そもそもブラックとはどんな状態のことを指す?

まずは、ブラックという状態の基準について考えてみましょう。金融の世界においていわゆるブラックと呼ばれているのは、過去に金融事故を起こしてしまった方になります。

この金融事故についてよく誤解されているのが、一度でもカードローンやキャッシング、ショッピングクレジットなどの返済が遅れてしまったら即事故扱いになってしまう。というものです。
しかし、1ヵ月程度の返済遅れの場合は金融事故扱いにはなりません。もちろん、記録そのものは残りますので、審査に悪影響を及ぼしてしまうことはあります。しかし、金融事故ではありませんので、ブラックと呼ばれる状態ではないのです。

金融事故となってしまう基準は基本的に3ヵ月以上返済ができなかった場合です。こうなってしまうと、完全にブラック入りしてしまうことになります。


携帯代金支払いが遅れてもブラックになる

また、見落としてしまいがちなのが携帯電話やスマートフォンの料金支払いの遅延です。近年では、携帯電話の料金に本体購入の割賦金が含まれていることがあります。この返済が遅れてしまった場合、ショッピングクレジットの支払いをしてないのと同じ状態になりますので、金融事故扱いとなってしまいます。
実際に携帯電話の料金支払いが遅延してしまったことによって、ブラック入りしてしまった。というケースも少なくありません。
しっかりと意識しておくようにすべきでしょう。


ブラック入りの期間は?

一度ブラックになってしまったからと言って、永遠にそのまま状態になってしまうわけではありません。
金融事故として信用情報に記載され続けるのは、ブラックになってしまった借入を完済してから最大で7年程度となっています。
この期間を過ぎれば、ふたたび借入が可能となります。

もちろん、事故を起こしてしまった金融機関には情報が残っている可能性がありますので、利用できないことがありますが、一般的にはふたたびカードローンやキャッシングが可能となります。


ブラックに入ると絶対に借入ができない?

では、ブラック入りをしてしまうと、その期間は絶対にお金を借りることができなくなってしまうのでしょうか?

まず、銀行や大手消費者金融では間違いなく借入はできません。しかし、その一方で借入が可能な金融機関も存在しています。
まだできたばかりの金融機関や、中堅の消費者金融などは顧客獲得のために、大手とは違った基準で審査をしているケースもあります。中にはブラックでも借り入れ可能であることを売りにしているところも少なくありません。


ブラックOKの金融機関はヤミ金?

ブラックでも借り入れが可能な金融機関なんて言ってしまうと、ヤミ金をイメージしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、一昔前まではブラック入りしてしまった方が新規で借入ができるのはヤミ金に限られていました。

しかし、近年では大手消費者金融の多くが銀行の傘下に入ることによって、業界全体が大きく変化しています。
そんな中で新規参入する消費者金融も多くなってきています。前述の通り、新規参入の金融機関の場合、顧客を獲得するために大手では借りることができない人をターゲットにしているケースもあります。
そのため、ヤミ金ではなく、正規の消費者金融であってもブラックOKとなっているところが多くなってきているのです。


ブラックでも利用できる条件は?

もちろん、ブラック入りしている方が全員借入できるというわけではありません。では、どのような人が借入可能となるのでしょうか?

まず、大切なポイントとなるのが他の金融機関の借入がない、という点です。事故を起こしてしまったものを含めて、すべての金融機関からの借入を整理し、クリーンな状態である必要があります。
もちろん、例外はありますが、他の業者への返済が終わっていない段階では新たな借入はまずできない、と考えておくべきでしょう。


まとめ

一般的にはブラックに入ってしまうと一定の期間は、新規の借入ができないケースがほとんどです。
しかし、条件を満たせばブラック入りしている期間であっても借入が可能な消費者金融も存在しています。もちろん、ハードルは決して低くはありませんが、ブラック入りしていても完全に諦めてしまう必要はないのです。まずは、ブラックでも借りられる金融機関を探してみましょう。